古いトイレを最新式に交換・リフォームするメリットは大幅な節水効果

今使っているトイレの水道代について、深く考えたことはありますか?「節水するための使い方」ではなく、「本体そのものの節水効果」についてです。

アパートや賃貸マンションで暮らしている人とは違い、マイホームやマンションを買った家庭であれば、自分たちでトイレの全てを管理しなければなりません。

10年前程度ならまだしも、15年や20年、それ以上古くから同じトイレを使っているのなら、トイレにかかる水道代の負担が大きくなっているかもしれません。

今発売されているトイレは昔に比べて節水技術が進んでおり、水道代を節約しやすいという優れた特徴を持っています。

そういえばここ最近、トイレの調子が悪くなった・使いづらくなったと感じたなら、節水効果の高い最新のトイレに思い切って交換・リフォームを検討してみてもよさそうですね。

トイレで使う水の量の今と昔

今のトイレは節水機能が大幅に進化しています。大手トイレメーカー「TOTO」のデータによると、1987年~2001年の製品で1回につき13L(リットル)の水を使っていました。

ところが、今発売している最新のトイレならば、1回でたった4.8Lの水を使うだけです。

その差は8.2L。節水効果の大きさがよくわかります。

参考 TOTOのトイレTOTO

毎日使うトイレは水道代がかかりやすい場所

トイレは生活の中で一二を争うほど水を多く使う場所だと知っていましたか?

使い方にもよりますが、トイレはお風呂に匹敵するほどたくさんの水を使っています。この2つを合わせるだけで、生活に占める水の使用量は50~60%になるといわれています。

これほどまでに水道代の負担が大きなトイレで大幅な節水効果が得られたなら、水道代が自然に安くなり、生活費の節約をしやすくなるでしょう。

交換・リフォームするとお金がかかりそうだし…

確かにトイレの本体は高額です。工事費を含めて安いもので15万円前後、高いものなら30万円以上します。20万円前後が平均的といったところでしょうか。

ただ、最新の節水効果が高いトイレにすれば、古いトイレに比べて水道代を大幅にカットできます。

上の方でご紹介したTOTOのトイレに関するデータを再び使ってみます。1987年~2001年の製品と2018年2月現在で発売中の最新式トイレを年間の水道代で比較すれば、約1万4200円もの節約効果があるとしています。

もしも後10年、古いトイレを使い続けるとしたら、14万円を超える水道代の差が出るということです。

本当に水道代が年間で1万4000円以上も安くなるのかについては生活環境やトイレの種類によって違ってくるので、実際には年間で数千円台の節約効果にとどまる場合もあるでしょう。

ですが、水は使えば使うほど料金が上がることを考えれば、少しでも節水効果の高いトイレにしたいですよね。

交換・リフォームしたいのはこんな人

トイレを最新のものに変えれば水道代を大幅に節約できることはわかりました。しかし、全ての人にトイレの交換をすすめるわけではありません。

おすすめな人は以下に当てはまる場合です。

  • 20年近く、もしくはもっと前からトイレを使い続けている。
  • 古いトイレに使いにくさを感じている。
  • トイレが不具合を起こしている。
  • トイレが壊れて水漏れを起こしている。

最後の4番目は今すぐに対処する必要があります。悩まず直ちに買い替えの判断をしたいですね。3番目の理由もやや危険な状態でしょう。その他の項目については、取替の費用と今の古いトイレを使い続けた場合を比較した場合のメリットを考えて決めたいところです。

20年前後が取替の目安

TOTOのデータを見て、年間約1万4200円の水道代の節約効果があらわれるのは2018年の時点からさかのぼって16~17年以上前のトイレを取り替えた場合です。

ですので20年近く、もしくは20年を超える使用年数を目安にして取替時期を考えるのがよいと思います。

便器に限れば100年以上持つと言われるほど丈夫で長持ちするトイレではあるものの、便器以外の部品が徐々に劣化する、汚れが落ちなくなるなどの問題が発生します。ある程度の時期を見て節水能力の高い新品のトイレに取り替えて、心地よく使いたいですよね。

10年前後なら現状維持

数十万円もするトイレの価格と水道代の節約効果を見比べると、新しいトイレにして得られる生活費全体の節約効果はあまりないどころか、むしろ支出が増えるかと思います。

生活費の節約を優先的に考えるなら、まだ10年程度しか今のトイレを使っておらず、何もトラブルがなければ無理に最新式へ取り替える必要はありません。

壊れる可能性が高くなったときや、今のトイレに使いにくさを感じたときに、節水効果の高い最新のトイレへ取り替えるのがベストでしょう。

トイレが水漏れ!壊れてしまった?

本体そのものではなく、トイレタンクの部品やパイプの不具合をまず疑ってみましょう。

これらのトラブルに関してはパッキンの交換やナットの締め直し、トイレタンク内部の部品を調整するだけで直ってしまうケースが珍しくありません。

少ないコストで簡単に修理できるトラブルです。まだあまり古くないのに慌ててトイレ本体を交換したら、ムダな支出を増やす結果になるでしょう。まずは落ち着いて、水漏れしている場所の特定からはじめてください。

水道代が異様に高い!節水の効果がないなら水漏れを疑ってみる

トイレを購入できるお店

  • TOTOやLIXILなどトイレメーカーの営業所・ショールーム
  • やや大きめのホームセンター・家電量販店
  • リフォーム専門業者
  • インターネット販売店

などがあります。

トイレメーカーの販売価格は高めなので、できるだけ安く購入したいなら別の購入ルートを利用したいですね。

莫大なコストをかけて実店舗を幅広く展開しているトイレメーカーやホームセンター、家電量販店よりも、リフォームの専門業者やインターネット販売店が狙い目です。

リフォーム業者の中にはインターネットを使った申し込みや相談を受け付けることで実店舗にかかりがちなコストを減らし、安く商品を顧客に提供しているところがあります。リフォーム業者の一括見積もりサイト経由で探せば、自分自身で探し回ることなく他よりも安い業者を簡単に見つけ出せるでしょう。

インターネット通販も同様です。家電や日用品と同じように、通販感覚でトイレ本体と工事をセットで注文できる時代です。実店舗を全国に構える売り方に比べて、安く商品を販売できる仕組みになっています。

通販にはトイレ本体のみを安く販売する業者が存在し、工事に関しては顧客自身が自由に業者を探すパターンがあります。この場合だと工事を依頼する水道業者への料金が別にかかりますから、思った以上に費用が高くなるリスクを考えておきたいですね。

設置工事の際には派遣スタッフが訪れます。対応地域を必ずチェックしてから購入・依頼をしてください。

購入を検討するときに役立つポイント

トイレ交換のついでに床材(クッションフロア)の張替えをおすすめします。見た目はキレイでも長く使い続けるうちに、床材には汚れやニオイが染み付いているからです。

必ずトイレのサイズをチェックしておきます。床面積に対して異様に大きなトイレを設置すれば狭くて使いにくくなってしまうからです。

タンクレスのトイレなら見た目がスッキリしていて掃除しやすくオシャレですが、近くに洗面台がないなら手洗いつきのトイレタンクのほうが使いやすいでしょう。

使いやすさと節約のバランスを求めるなら

激安品や高級品よりも、中間くらいの価格のトイレを選ぶのがおすすめです。

激安品を選ぶと最初は満足していても、使っているうちに機能面が物足りなく感じてくるかもしれません。機能にこだわりがなく、徹底的に安く済ませたい人向けですね。

グレードの高さが特徴の高価なトイレは節水目的なら高性能で優秀ですが、生活費の節約を考えると本体価格が高いため支出が多くなりがちです。節約はしたいけどトイレにこだわりがあり、お金を惜しまないタイプの人に向いています。

これら以外の人なら中間レベルのトイレが無難です。節水効果も機能もある程度の高い能力を持っており、高すぎない価格設定のバランスに優れています。

トイレは家電に比べて長く使い続ける可能性が高い設備です。後悔のない買い物をしたいですね。