割安株で利益を狙うとき探すのに便利な目安

PRICE DOWN

株を買った後上手く値上がりすれば、差額で儲けを出せます。

なので株価が上がりやすいタイミング、下がりやすいタイミングを見極めて売買すれば良いと判断できます。投資の成功確率が高まるからです。

UP&DOWN株やファンドの買うタイミングと売るタイミングってどんなとき?

タイミングに加えて割安な銘柄「割安株」を選ぶテクニックを知っていると、成功確率がもっと上がるかも知れません。

お得な割安株を調べる指標が存在します。

割安株はお買い得商品に似ている

個別株の各銘柄は、投資家同士の取引で株価が決まります。高くても買いたい人が多ければもっと上がりますし、安くても売りたい人が多ければ、もっと下がっていくでしょう。

ところで割安株とは、一体どんなものなのか分かりますか?

本来の価値に対して、価格が安い銘柄」のことです。

お店に売られている商品で例えてみましょう。

本来なら1万円の価値がある商品が売っていたとします。これが8000円で売られていたらどう思うでしょうか。

すごく安い!お買い得!って思いますよね?

1万円するものが2000円も安く買えるんですから当然です。家電量販店やスーパー、デパートでよく見かけるバーゲンや大売り出し、セールなどの安売りのような状態です。

特に安くもない1万円で買うより8000円で買ったほうが、将来同じ価格で売る場合に2000円安かった分だけ手に入るお金が増えます。

これを株に置き換えて、AとBの2つのパターンで説明しましょう。

購入時の代金
  • Aの場合:1万円
  • Bの場合:8000円

購入するのは同じ銘柄です。この際、BはAよりも2000円安く購入できました。

価値が2万円に上がって売る場合
  • Aの場合:売却時2万円-購入時1万円=利益1万円
  • Bの場合:売却時2万円-購入時8000円=利益1万2000円

順調に株価が上がって、2万円の価値になりました。この時点で株を売ると安く買えたBならAより2000円も多く儲けを出せます。

株を買ったらいずれ売ってお金に換えるのが投資の基本です。買ったときの値段が安ければ安いほど、将来的に値上がりすれば儲けが増えます。

割安株を探す指標その1「PER」

PERは会社の純利益に対する株価の水準

証券会社の情報、または個別株の株価を紹介するサイトなどを見ていると「PER」というものが紹介されています。

PERはその銘柄の株価収益率をあらわす指標です。

SBI証券 任天堂のPER・PBRなど

画像引用元:SBI証券

※上の引用は任天堂(7974)の各指標です。

銘柄が割安か?割高か?の判断にPERがよく使われます。

倍率であらわされ、基本的に

倍率が低いほど割安
倍率が高いほど割高

だと判断されます。

銘柄A:40倍
銘柄B:10倍

上の例で単純比較すれば、「銘柄Aよりも銘柄Bのほうが割安」ということです。

PERと関係するもう一つの指標

PERを計算するとき、EPSという別の指標が絡んできます。

EPSはその銘柄の「1株あたりの純利益」をあらわした数字です。

会社の純利益 ÷ 発行済株式数 = EPS

つまり、株式を発行する会社が儲かっていればいるほど1株当たりの価値が上がる様子を簡単に確認できるのがEPSなんですね。

銘柄の株価とEPSを用いて計算すれば、PERの結果が出ます。

株価 ÷ EPS(1株あたりの純利益)= PER

EPSが高い銘柄は1株の価値が高い証拠です。株価が低くてEPSが高い場合、割り算すればPERの倍率が低くなります。

PERの計算のやり方は他にもあります。ただ、EPSを用いた方法が簡単なので、これだけを覚えておけばとりあえず大丈夫です。

PER10倍前後の銘柄は割安株

一般的に、PERが10倍前後の銘柄なら比較的割安だと見られています。

しかし、10倍前後であったとしても必ずしも割安とは限りません。銘柄の業種によってPERの割安・割高の基準が違ってくるからです。一つの目安として見る程度にしましょう。

割安株探しの指標その2「PBR」

PBRは会社の純資産に対する株価の水準

PERと同じく、割安株の目安に使われるのがPBRです。銘柄の株価純資産倍率をあらわす指標です。

PERが会社の純利益を元に計算するのに対し、PBRは会社の純資産を使います。

計算の際にはBPSというまた別の指標が使われます。PERの項目で紹介したEPS(1株あたりの純利益)に似ていますが、BPSは「1株あたりの純資産」です。

会社の純資産 ÷ 発行済株式数 = BPS

株価に対し、このBPSで割り算すれば割安・割高の判断ができます。

株価 ÷ BPS(1株あたりの純資産)= PBR

PBRが1倍未満の銘柄は割安株

会社が解散した場合、株主はその会社が持っている資産をお金に換え、受け取る権利を持ちます。そのときにPBRが1倍以下なら現在の株価と同じ、もしくはそれ以上に利益を出せるという考えです。

PBR1倍なら資産と現在の株価は同価値です。

よってPBRが1倍よりも高ければ会社の資産価値に対して株価が高すぎる、つまり割高株だといえます。

1倍を切ってくれば会社が資産をたくさん持っているわりに株価が低いので、割安株だと判断できます。

割安株を割り算するとPERとPBRの倍率は下がる

PERやPBRと言われても、よくわからないアルファベットにしか見えませんよね。それぞれの倍率が公開されていますが、投資初心者にはなかなか理解が難しいと思います。

とりあえず、この2つの指標の特徴だけでも覚えてください。

ポイントは、会社の状態が良いほど倍率が下がるという部分です。

PERやPBRは株価に対し、会社の純利益や純資産で割り算して結果が出ます。一般的に純利益や純資産の規模が大きい会社ほど実力があり好調だと見て取れますので、割り算すると数字が小さくなります。

  • 10 ÷ 25
  • 10 ÷ 52

なんてことのない簡単な2つの計算式です。

ですがよく見ると、同じ10を割るにしても2よりも大きな5で割ったほうが結果は小さくなりますよね?PERやPBRの倍率も、これと同じように考えることができます。

割安な銘柄でリスクを減らす

今の株価が割安、つまりお買い得な状態で購入して保有し続ければ儲けやすいのは分かりました。

儲けやすいのはすなわち、損をするリスクが下がるとも言えます。

株式投資で最も注意したいのが、資産を大幅に減らすリスクです。銀行預金のような元本保証がありません。購入時よりも株価が下った状態で売れば、大切なお金が減ってしまいます。

たとえ保有中の一部の銘柄が儲かったとしても、別の銘柄で大損したら効果が薄れてしまいます。

損をするリスクを減らしたいなら、割高株に警戒しましょう。

会社の実力に対して株価が高い状態かもしれず、ちょっとしたきっかけで株主が一斉に見切りをつけるリスクを抱えるからです。一時的な下落なら問題ないですが、買った時点よりも株価が大きく下がったままずっと戻ってこなければ大変です。

割安株のデメリットに注意

PERやPBRで割安株の見極めができれば、簡単に株式投資で儲かりそうな気がしますよね。ところが実際にはそこまで都合の良い結果が出るとも限りません。

割安株はお得感があるのと同時に、注目度が低いというデメリットがあるからです。将来株価が上がるから大丈夫などと決めつけないよう注意してください。

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