どれが儲かる?低リスク?株や投資信託の保有期間

株を購入した時点から株式投資がスタートします。これは投資信託でも同じことです。

さて、この保有中の銘柄(株)やファンド(投資信託・ETF)。いつまで持っていればよいのでしょうか?

株式投資の世界では保有期間についてよく議論されます。早く手放すべきなのか?それとも長く保有し続けたほうがお得なのか?

保有期間の特徴を知れば、判断のきっかけになりそうですね。

株やファンドを保有する期間の種類

保有期間については人によって考え方が異なります。法律や株式投資の世界で、保有期間に関する厳密なルールが存在しないからです。

そこで一般的な目安としてよく使われている保有期間について、軽くご紹介しましょう。

デイトレード

短期投資の代表的な投資スタイルです。デイトレードは1日、つまり当日に保有銘柄を手放して決済する方法です。

ちなみにデイトレードの中には、数秒~5分程度で株を手放す「スキャルピング」という高速トレードも存在します。

1日のうちに1回~数十回、数百回の取引を繰り返し、差額で利益を狙います。株を翌日に持ち越さないため、結果的に配当や株主優待の利益を無視することになります。

市場が閉まっている間に国内外の経済や会社に関する悪いニュースが入っても株を保有していないため、翌日に株価が大きく下がるリスクを回避しやすいのがメリットです。

代わりに1日の値動きの幅がそれほど大きくないため、1回の取引で多くの利益を狙いにくいのがデメリットです。

スイングトレード

2日~1カ月程度の期間、株を保有する投資スタイルです。デイトレードと同じく、短期投資に分類されるスタイルですが、翌日以降に持ち越す点が違います。

持ち越す分だけ株価の変動幅が広くなりやすいため、1回の取引で多くの利益を狙えるのがメリットです。一方、翌日に株価が大きく下落する可能性も秘めており、含み損が膨らむリスクを持っています。

中期投資

数カ月~1年くらい保有する、スイングトレードよりも期間の長い投資スタイルです。メリット・デメリットはスイングトレードとほぼ同じですが、長く保有する分だけ株価が大きく変動して、少ない取引回数でより多くの利益を狙っていけるのが特徴です。

長期投資

1年を超える保有期間の投資スタイル全般を言います。5年以上、10年以上保有する投資家も見られます。

短期的な株価の変動を気にせず、国や会社の成長を見越して大きく価値が値上がりするのを待つスタイルです。頻繁に取引をしないため、売買にかかる手数料を節約できるのがメリットです。

ですが、投資にあまりお金を回せない人の場合、長期投資だと保有株に資金を使い切ってしまい資金を回転(売りと買いを繰り返す)させる方法を利用できません。投資に頼って資金を増やすやり方には向いていないスタイルだと言えるでしょう。

儲けやすくてリスクの低い保有期間は?

とても難しい問題だと思います。

一般的には、長期投資がすすめられている感じでしょうか?

  • 保有期間が長いほど値幅が取れて利益が拡大するので儲けやすい。
  • 大きく価値が下落しても一時的で、そのうちに株価が回復するため低リスク。

…などと、世間で評価されている雰囲気があります。

確かに、その予想が的中すれば儲かるでしょう。一方で、この考え方はやや甘い見通しのようにも感じます。

どの取引方法も、やり方や運次第で大きく損をする可能性があるからです。

単純に考えると、短期の保有ほど低リスクと捉えることができるかもしれません。デイトレードなら1日で保有を終えるため、保有株に悪い影響を及ぼすニュースが入ってきても株価が大きく下がり切る前に逃げやすいからです。

保有期間が長期になればなるほど、株価の上下のブレ幅が大きくなります。幅が大きくなったときに「利益を確定すべきか?損を受け入れるべきか?」の判断が難しくなってくるでしょう。

値下がりの原因と今後株価が回復するかどうかを判断するには、国内外の政治経済の動向や企業分析の知識が必要です。

これが難しいと思うなら中期的な目標を立て、あまり欲張らずにさっさと利益を確定する投資スタイルも、一つの戦略としてはありだと思います。

とはいえ、未来はわからないので、どれが正解とも言い切れません。そんな考えもあるんだなくらいの、あくまでも参考程度に留めてください。

短期でも長期でも、どの投資スタイルが儲かるかについては結果が出るまで誰にもわかりません。時代やタイミングによって、国も企業も景況感や影響力が変わってくるからです。

頭であれこれ考えすぎるよりも、いろんな取引方法を実際に経験してみてください。

その中で生活に支障がないくらい気軽に投資しやすい、自分に合ったスタイルを確立することが最も大切だと思います。

積立投資信託なら長期的な目線で

個別株を保有する株式投資の他に、ファンドを保有する投資信託やETFもあります。

ETFなら個別株と同じ取引が可能です。しかし、投資信託の場合だと値動きが1日1回しかなく、保有ファンドの購入や解約は注文後、翌営業日以降まで待たされます。

デイトレードは当然ながら無理で、どちらかといえば中長期的な目線で保有するものでしょう。

積立で投資信託を購入するなら、1回の投資資金が少なければ少ないほど、長期的に保有しなければ旨味がなくなります。

特に一定額を一定間隔ごとに積み立てる「ドルコスト平均法」で行う場合、長期目線で投資しないと効果を発揮しません。

ですが、ドルコスト平均法で長期投資すれば必ず儲かると決めつけるのは違います。

「割高付近で大量買いするリスクを減らしやすく、割安付近でたくさん買える」のがドルコスト平均法の大きなメリットです。しかし、利益を出せるかどうかについては話が別です。

大きな含み損を抱えたとき、「本当にこのファンドへ今後も投資し続けて大丈夫なのか?」の判断で、かなり難しい選択を迫られるかもしれません。

短期投資でも同じ問題が発生します。ただ、投資期間が長期になるほど含み損になっても将来的な値上がりを期待して保有することになるため、どのラインで含み損のファンドを売り、損失として確定するのか曖昧になりやすい点に気をつけたいところです。

ちなみに個人的な意見でしかありませんが、ドルコスト平均法を利用するなら指数に連動するインデックスファンドが良いと思っています。

株価指数インデックスファンドで始める投資信託なら低リスクで安心

アクティブファンドに比べると組み込まれた金融商品の偏りがないため、基準価額のブレ幅が少なめです。大きな損失を避けられる可能性を持っています。価値が下がっても国の景気が良くなれば自然に回復する、安定性の高さに注目です。信託報酬が少ないものばかりなのもメリットですね。

これらの点で、インデックスファンドは長期投資によるドルコスト平均法との相性が良いと感じます。

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