配当・株主優待を受け取るために最も重要な「権利付き最終日」のこと

株を特定の日に持っていると「配当」や「株主優待」を受け取れる権利を得られます。配当ならお金を、株主優待なら食品や日用品、割引券などをもらえるのがメリットです。

権利が得られる特定の日のことを、「権利付き最終日」といいます。ただ、この日を忘れたり間違えたりしてしまうと、配当や株主優待を受け取るチャンスを失ってしまいます。

株式投資の初心者さんに限らず、ある程度経験がある投資家さんでもうっかり勘違いしやすいので注意してください。

配当・株主優待を受け取れる権利付き最終日はいつ?

休業日はカウントしない

権利確定日を含んだ3営業日前(含まなければ2営業日前)です。営業日とは株式市場が開いている日のことで、土日や祝日、年末年始の休業日はカウントしません。

権利付き最終日の変更について
2019年7月16日以降、株式の取引ルール変更に伴い、権利付き最終日が権利確定日を含んだ3営業日前(含まなければ2営業日前)に早まっています。以前は1日遅く、4営業日前で取引が行われていました。

例えば、とある銘柄の「権利確定日が30日」だったとしましょう。

すべて平日であれば、3営業日前の28日が権利付き最終日に当てはまります。

4日前(月) 3日前(火) 2日前(水) 1日前(木)
27日 28日
権利付き最終日
29日 30日
権利確定日

28日の市場が終わった時点で、配当・株主優待を受け取りたい銘柄を保有していれば大丈夫です。

間にが挟まっていれば休日の2日間は無視されて、26日が権利付き最終日に決まります。

4日前(木) 3日前(金) 無視( 無視( 2日前(月) 1日前(火)
25日 26日
権利付き最終日
27日 28日 29日 30日
権利確定日

26日の市場が終わった時点で、配当・株主優待を受け取りたい銘柄を保有していれば大丈夫です。

権利確定日が休業日だったら?

権利確定日は月の最終日(末日)が一般的です。しかし、月の最終日が平日ではなく、土日・祝日などの休業日に当たることだってあります。この場合は、直近の営業日が権利確定日に決まる仕組みです。

「権利確定日が日曜日の30日」に当たった場合

直近の営業日である28日(金曜日)が権利確定日になります。29日は土曜日なので無視。

権利確定日はいつごろ来るの?

とある銘柄の配当や株主優待を受け取るには、権利付き最終日に株を持っていれば良いのはわかりました。ですが、権利確定日というのがいつ来るのかイマイチわからない人もいるでしょう。

権利確定日は、株式を発行する会社が独自に決めます。現状だと会社の決算日に合わせてくるのが一般的ですね。

日本の株式市場に上場している国内企業の多くが3月末日を本決算に指定しています。本決算イコール権利確定日だと思えば覚えやすいでしょうか。

権利確定日を年2回に設定している会社が多いのも、覚えておきたいところです。タイミング的に、1回目が先程ご紹介した「3月末日の本決算」、2回目が半年後「9月末日の中間決算」です。

1年間でこの2日間の3営業日前にあたる権利付き最終日に株を保有しているだけで、配当や株主優待を受け取れるチャンスがあるんですね。

ただし、本決算の年1回だけしか配当・株主優待を提供しない銘柄も存在するので注意してください。

さらに本決算と中間決算の日は会社によって違います。3月末・9月末にするところが圧倒的に多いのが現状です。しかし中には1月末や10月末など、違う月を決算日にしているところもわりとありますので、よく調べておきましょう。

証券会社で調べるのが簡単

権利確定日を知れば権利付き最終日も自然にわかります。でも、3営業日前だとか、土日祝日を無視して計算するだとか、めんどくさく感じますよね?

そんなときには、証券会社で情報を確認してみましょう。権利付き最終日を載せている証券会社を利用すれば、日数を計算しなくても一発で配当や株主優待を受け取れる権利の日がわかります。

SBI証券で調べてみる

例として、ネット証券大手の「SBI証券」で権利付き最終日を調べてみましょう。

配当・株主優待を狙っている銘柄のページを表示させます。

情報表示の「詳細」のボタンをクリック。

SBI証券 情報表示 詳細

あらわれた画面内の「直近予想配当」という場所に、権利付き最終日の日付が見つかります。ちなみに配当基準日は権利確定日のことです。

SBI証券 直近予想配当

上の例だと、2019年8月28日にこの銘柄を保有していれば良いことが瞬時にわかります。

スマホ・タブレット向けに提供されているSBI証券「株アプリ」からも情報を確認できます。銘柄のページから「銘柄詳細」を選び、「企業情報」の画面を開くと権利付き最終日が見られます。

SBI証券 株アプリ 企業情報

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保有後の株価の変化に注意する

株を保有しているだけでお金や商品が受け取れるのは魅力ですが、同時に株価の変動によって損をするリスクがあることを忘れないでください。

配当や株主優待がいくら魅力的でも、何らかの原因で買ったときよりも株価が下がったら差額で損をする可能性があるからです。

一旦下がっても株価が上昇して利益を得られたら最高ですが、その逆もあり得ることを考えながら投資しましょう。

たまに株価を下げることはあっても限定的で、将来的に株価が上昇すると思える高配当銘柄であれば、コツコツとお金を蓄えつつ、株価上昇までじっくり待つ方法を狙えます。

このあたりは投資家のセンスと腕の見せどころかもしれませんね。

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