電気代を高くする古い家電からエコな最新家電に買い替えて節約

電気代を節約するなら、使っていない電気は消す・非効率な家電の使い方をしないことが有効です。

節約の妨げになる電気の使いすぎとムダをなくす方法

この節約方法に加えて考えてみたいのが、今使っている家電の買い替えです。

買い替えといってもただ新調するのではありません。節約効果の高い、エコな家電を選ぶのがポイントです。

できるだけ電気を使わずに、従来通りの性能を引き出す力を持っているのがエコ家電・省エネ家電です。買い替えによって節約できる理由はここにあります。

そんなにエコなの?最近の家電

「電気代を節約できる」「従来比○%!」のようなかたちで、電化製品のコマーシャルやチラシを見る機会は多いでしょう。

宣伝目的のオーバーなセールストークに感じますが、昔に比べて節電効果の高い家電が続々と登場しているのは本当です。

効果なんて大したこと無いと何年も疑っていれば、非効率な古い家電をいつまでも使い続けてしまうかもしれませんよ。

目覚ましいエアコンの省エネ進化

日本の夏の暑さ、冬の寒さ対策にとても便利なエアコン。実はこのエアコン、昔に比べて消費電力がかなり減っているのをご存知でしょうか?

エアコンをつけるとその月の電気代が軽く1~2万円を超えてしまうことに驚き、あまり利用すべきでないとかなり昔から信じ込んでいる人は多そうですね。

確かに、昔のエアコンはとても電気代がかかっていました。真夏の暑さを和らげようとエアコンの冷房にしばらく頼れば、その後に送られてくる電力会社からの請求書を見て愕然。先月よりも跳ね上がった電気料金を突きつけられます。

このような経験があるから、暑くても寒くても我慢してエアコンを極力使わない人もいるはずです。

10年前の電気料金と比較してみる

本当に今のエアコンは効率的でエコ仕様なのか、調べてみましょう。

2017年モデルのスタンダードなエアコンで見てみると、8畳用の機種で約800kWhの期間消費電力量です。節電効果の高い上位機種だと、約670kWhという低い電力で済むものがあります。

「期間消費電力量」とは?
エアコンを一定期間使用した場合における電力の総量をあらわします。

参考 用語説明 期間消費電力量-エアコンPanasonic

ちなみに2017年の10年前、2007年の同程度のエアコンなら約1000kWh、上位機種で約820kWhの期間消費電力量です。

これらの電力量はパナソニックのエアコンを参考にしています。メーカーやエアコンのグレードによって期間消費電力量が微妙に違ってきますので、絶対の数字ではありません。おおよその目安にしてください。

次に電力会社の電気料金を見てみましょう。一般家庭の平均的な電気料金は1kWh=27円です。

  • 1000kWh × 27円 = 27,000円
  • 800kWh × 27円 = 21,600円

単純な計算ではあるものの、200kWh電力量が少なければ年間5400円の節約が見込めます。2年間で1万800円、3年間で1万6200円の差といった具合ですね。

1000kWhを超える昔のエアコンを使い続けてきた家庭なら、省エネ効果の高い最新の上位機種を選べば期間消費電力量がもっと下がり、大きな節電効果を実感できるでしょう。特に10畳以上といった広い室内用のエアコンは電気をたくさん使うため、節電効果が一気に高まります。

エコなコタツをもっとエコに!

コタツ布団があるおかげで熱を逃さず効率良く内部を暖められるため、コタツは電気代がかかりにくいと以前から評判です。

このコタツに関しても、旧式と最新式のものでは節電効果に明らかな開きがあるのを知っていましたか?そう、古いコタツだと電気を多く使ってしまうんです。

フラットパネルヒーターのコタツを選ぼう

コタツはヒーターが熱を出して暖める構造になっています。最近のコタツだとこのヒーター部分の薄い「フラットパネルヒーター」を採用するケースが増えています。

石英管と呼ばれるヒーターは従来のもので、ところどころ穴が空いたケースの中にヒーターの本体が入っています。ヒーター部分の出っ張りが特徴的な、昔ながらのコタツです。

電気代の節約に優れるのが、新しいタイプのフラットパネルヒーターです。従来の石英管ヒーターが500W~600Wの電力で暖めるのに対し、フラットパネルヒーターなら150W~300Wの電力で暖めてくれます。

MEMO
W(ワット)とは、家電使用時に消費する電力のことです。

「500Wの石英管ヒーター」と「200Wのフラットパネルヒーター」をそれぞれ1日8時間使うとして、一般家庭の平均的な電気料金1kWh=27円で計算してみましょう。電力会社の基本料金は省きます。

コタツを1日8時間使った場合
  • 石英管ヒーターの電気代:108円
  • フラットパネルヒーターの電気代:43.2円

1日8時間で30日間使った場合の結果は以下のとおりです。

コタツを1日8時間・30日使った場合
  • 石英管ヒーターの電気代(30日):3240円
  • フラットパネルヒーターの電気代(30日):1296円

料金の差が倍以上ですね。フラットパネルヒーターの節電効果がよくわかる結果です。

ただ、コタツが常に500Wや200Wのエネルギーを使っているとは限りませんので、両者とももう少し電気代が安くなる可能性はあります。どちらにしても少ないW数のフラットパネルヒーターは節約効果が大きいといえますから、コタツの買い替えを考える際に候補として覚えておきたいですね。

フラットパネルヒーターのデメリット

少ない電力で済む代わりに、フラットパネルヒーターは従来の石英管ヒーターに比べて一気に暖める力が弱めです。とはいえ、一度暖まってしまえばそこまで気になりません。暖かさが足りないと思うなら保温性の高い、厚めのコタツ布団をかけて対処してみましょう。

他にもある!省エネ性能が進化する家電

省エネの性能が上がっている家電はまだまだたくさんあります。代表的なのが冷蔵庫です。

パナソニックの冷蔵庫を例にすると、2007年の容積約450Lの冷蔵庫なら約520kWhの年間消費電力量です。10年後にあたる2017年の冷蔵庫なら、同じ容積の機種で約390kWhです。

約130kWhの差なので、1kWh=27円の電気料金なら年間で3500円ほど安くなります。エアコンに比べると節約効果は少なく感じられますが、冷蔵庫を10年以上使う家庭は多いと思います。15~20年以上使い続けているなんてことも珍しくないですよね。

2007年の2年前、パナソニックの2005年モデルの冷蔵庫を見ると、容積約450Lクラスで年間消費電力量600kWhくらいの水準です。

  • 2005年モデル:約600kWh
  • 2007年モデル:約520kWh
  • 2017年モデル:約390kWh

古くなればなるほど省エネの性能が下がりますので、その分だけ電力量が増えます。つまり、古い機種を使っている家庭ほど、最新機種の買い替えで節約効果が大きくなる可能性が高まるということです。

エアコンやコタツと違い、冷蔵庫は季節に関係なく動かし続ける家電です。少ない電力で済むエコな機種を選ぶことで、節電効果をより実感しやすくなるでしょう。

早速買い替えるべき?エコ家電

電気代が高いといつも不満を感じているなら、節電効果の高いエコ家電へ今すぐにでも買い替えたくなるところですよね。

電気代だけ」を見れば、エコ家電・省エネ家電への買い替え効果は大きくなります。しかし、貯金を増やしたい・支出を減らしたいと考えるなら、単純にエコ家電へ替えるのはよくありません。

エコ家電はタダで入手できるものではないからです。

この辺りについては以下の記事が参考になります。

本当に節約できてる?エコな家電の買い替え効果と失敗について