あともう少し電気代がお得になる隠れた3つの見直しポイント

一般的に電気代を節約する方法として知られているのが、電化製品の使い方の見直しですよね。

もう少し踏み込んでみると、電気代を節約できるポイントがまだ隠されています。

電気は一日中使えるものですが、時間帯によって電気料金が変化するプランが電力会社から提供されているのを知っていますか?

あなたの家庭で契約しているアンペアが基本料金に関係することは?支払い方法について深く考えたことがあるでしょうか?

  1. 「時間帯」
  2. 「アンペア」
  3. 「支払い方法」

この3つが、電気代をお得にするポイントです。「知らなかった」「気づかなかった」という人もいると思います。一体どのような仕組みで安くなるのか、理解を深めてみましょう。

夜間のプランで電気代を安くする

電力会社から請求される電気代には、従量料金が組み込まれています。各家庭で使った電気の量に対して単価をかけ算する仕組みなので使う量が多いほど、単価が高いほど、電気代が増えます。

一般的なプランは時間帯に関係なく単価が決まっています。ところがこの他に、夜間に使用した電気に対し、割安な単価を適用して安くするプランが存在するんです。

昼間の時間帯に自宅の電気をあまり使わない人なら、夜間のプランを契約すると毎月の電気代を安くできる可能性が高まるでしょう。

深夜の時間帯が安い

東京電力だと「夜トクプラン」、中部電力だと「スマートライフプラン」が夜間のプランに当てはまります。プラン名は違いますが、他の大手電力会社も似たようなサービスを提供しています。

大手電力会社の各プランを比較した限りでは、21時や22時以降~翌日の7時や9時までの一定時間の単価を安くするケースが目立ちます。10時間前後も低単価の電気代で済むのが、このプランの大きなメリットです。

単価は一定時間ごとに2段階もしくは3段階に変化する内容で、夜間の単価が安い代わりにその他の時間帯の単価を高くしています。

夜間のプランがおすすめな人とは?

  • 自宅での活動時間が夜間中心の人
  • 早朝に職場へ出かけ、帰宅の時間が夜遅い人
  • 上のいずれかに当てはまり、子供がいない家庭

大体このようなタイプの家庭が夜間のプランに向いています。夜勤の人に向いていそうなイメージですが、単価が安い時間帯に自宅で電気を使わなければ意味が無いので意外にも不向きです。深夜に家を出て仕事をするのではなく、21時以降に帰宅する生活スタイルの人に向いています。

夜が明けないうちから仕事に向かう生活スタイルの人も適していますね。出かける支度をするため、深夜に電気を多く使うことになるからです。ただ、帰宅する時間帯が早いと夜間のプランが適さない例があります。

その他の時間帯の単価は割高

帰宅する時間帯が早いと夜間の単価ではなく、その他の時間帯の単価が適用された状態で電気を使うことになります。夜間のプランだと、その他の時間帯の単価が一般向けのプランの単価よりも割高です。

生活スタイルによっては一般向けのプランと比べてあまり安さを感じなかったり、割高になってしまったりする恐れがあるため要注意です。

子供がいない家庭が夜間のプランに適しているのはこれが理由です。子供のいる家庭だと完全に夜間の生活スタイルにするのが難しいからです。

夜間のプランは家族が多い家庭ではなく、1人暮らしで夜型の生活を送っている、もしくは自宅にいる時間帯が深夜~早朝だけ、昼間や夕方はほぼ自宅を空けている家庭に向いているといえます。これらに当てはまらない家庭ならば、一般のプランを利用するのがおすすめです。

新しい電力会社にも注目

大手電力会社以外だと、「H.I.S.でんき」が利用時間帯によって電気の従量料金が無料になるプランを用意しています。無料分は月間の使用電力量に対して16.6%が上限です。

2016年4月からスタートした電力自由化で、地元の大手電力会社以外を選べるようになりました。新しい電力会社のサービスを上手に活用して、電気代の節約効果を高めてみるのも賢いやり方だと思います。

アンペアを下げて電気代を安くする

アンペアとは電流のことで、一度に使える電力量の制限値のようなものです。単位はAで、10A~60Aが一般家庭向けですね。電気の基本料金はいくつのアンペアを契約しているかによって違ってきます。

テレビやエアコン、オーブンなどの電化製品を一緒に使っているときにブレーカーが落ちてしまった経験はありませんか?これは自宅で契約しているアンペアの制限値を超えて、電力を使った場合に起こる現象です。

契約中のアンペアが多いほど、複数の家電をいっぺんに使えて快適な生活を送れます。しかし、あまりたくさんの家電を使わない家庭なのに、ムダに多いアンペアで契約しているケースがあるため注意が必要です。

電気の基本料金は、アンペアが多くなるほど高くなる仕組みになっています。

東京電力・従量電灯Bの場合
  • 30Aの基本料金:842.40円
  • 40Aの基本料金:1123.20円
※2018年1月15日現在の料金

一般家庭の多くが従量電灯Bのプランを契約しています。10A違うだけで毎月約280円の差があるんですね。1年なら約3360円、3年間なら約1万円の差額です。

基本料金を節約するためにアンペアを無理に下げると、家電を同時に使いこなすのが難しくなります。安い理由だけで少ないアンペアの契約に切り替えるのはおすすめしませんが、家族の人数が変わったときに契約内容を見直すのは良いアイディアです。

  • 2~3人以上の子供が独立した
  • 1人暮らしを始めた

など、世帯人数がある程度減ったタイミングで少ないアンペアに切り替えると、今まで通りの生活を続けながら無理なく電気代を節約できるでしょう。

切り替えてみてアンペアが足りないと感じたなら、元の契約に戻したりもう一段階多めのアンペアに変更したりすればよいだけです。気軽に行いやすい節約方法なのが魅力ですね。

お得になる支払い方法を利用する

電気料金を電力会社に支払う方法として、

  • 銀行振込
  • 口座振替
  • クレジットカード

が選べます。この内でお得になるのが口座振替とクレジットカードです。今までずっと銀行振込で済ませていたのなら、別の支払方法に切り替えてお得に電気代を支払いましょう。

割引が適用される口座振替

口座振替とは、毎月決まった日に契約者本人の銀行口座から電気料金が自動的に引き落とされる支払い方法です。

大手電力会社で口座振替の支払いを利用すれば、毎月の電気料金から割引をしてくれます。

参考 口座振替のサービス東京電力エナジーパートナー

ほとんどの大手電力会社が毎月54円の割引額に設定している状態ですね。年間で648円分の電気代が安くなる計算です。少ない金額ではあるものの、割引の条件がとても簡単なのが魅力です。

クレジットカードでポイントを貯める

おすすめの支払い方法です。クレジットカードで電気代を支払うことで、カード独自のポイントが貯まります。電気代は毎月必ず請求されるものなので、知らないうちにクレジットカードのポイントが結構貯まるんです。

ポイントの還元率が1%以上のクレジットカードを使うのがよいでしょう。例えば月6000円の電気代であれば「6000の1%」ですので、60ポイントが貯まります。1ポイント1円の価値を持っているなら口座振替の一律54円割引よりもお得になる計算です。逆に毎月5400円未満の電気代なら、口座振替のほうがお得になります。

口座振替の割引サービスの場合、電力会社によっては割引対象になるプランとならないプランが存在します。もしあなたが利用しているプランで口座振替の割引が適用されないようなら、クレジットカードを活用しましょう。

クレジットカード節約に使える年会費永年無料のクレジットカード3選

簡単に電気をもっとお得に

今回ご紹介の電気代をお得にする方法は、どれも簡単なものばかりです。節約効果はあまり大きくないかもしれませんが、実践のハードルが低くて自動的に何年も電気をお得に利用できます。節電とは違って本人の努力を必要としないのがメリットです。